


EURCAD:H4とM15のマルチタイムフレーム分析 2025/10/13
1. 全体像:長期トレンドと短期トレンドの乖離
EURCADの現在の状況を複数の時間足(マルチタイムフレーム)で分析すると、長期的な視点と短期的な視点で異なる方向性が示されています。このような状況は、市場の転換点や重要な価格帯での攻防を示唆していることが多く、トレード戦略を立てる上で両方の視点を考慮することが重要です。
2. H4(4時間足)の分析:長期上昇トレンドの正念場
H4チャートを見ると、EMA200(長期移動平均線)が右肩上がりであり、数ヶ月にわたる長期的な上昇トレンドが確認できます。しかし、直近の価格は高値から下落し、このEMA200に接触またはわずかに下抜けようとしています。これは、長らく続いてきた上昇トレンドが一旦停止し、重要なサポートラインで踏みとどまれるかどうかの重要な局面にあることを意味します。
さらに、短期のEMA20が長期のEMA200を上から下に抜ける「デッドクロス」が発生しており、上昇の勢いが衰え、下降圧力が強まっていることが示唆されます。RSIも50を下回り、売りの勢いが優勢であることを示しています。
3. M15(15分足)の分析:短期下降トレンドの形成
一方、M15チャートでは、より明確な下降トレンドが形成されています。価格はEMA20およびEMA200の両方を下回り、EMA20がEMA200を明確に下抜ける「デッドクロス」も確認できます。これは典型的な下降トレンドのパターンです。RSIも低い水準(30近く)で推移しており、短期的な売り圧力が非常に強いことを物語っています。
4. まとめとエントリー戦略
現在の状況は、「長期(H4)では上昇トレンドのサポートラインでの攻防、短期(M15)では明確な下降トレンド」とまとめることができます。 長期的な買い圧力と短期的な売り圧力が衝突している状態であり、次の方向性を見極める上で非常に重要なポイントです。
この分析に基づいたエントリー戦略は以下のようになります。
- 売り(ショート)戦略:
短期的な下降トレンドが優勢であるため、基本戦略は戻り売りとなります。H4のEMA200を明確に下抜け、このラインが抵抗線(レジスタンス)として機能することを確認した後のエントリーがより確実性を高めます。M15チャートで価格がEMA20付近まで戻したものの、上値が重い展開となれば、絶好の売り場となる可能性があります。 - 買い(ロング)戦略:
長期的な上昇トレンドの継続を狙う逆張りの戦略です。H4のEMA200が強力なサポートとして機能し、価格が反発する兆し(例:下ヒゲの長いローソク足の出現や、M15チャートでのトレンド転換)が見られた場合にエントリーを検討します。その際、M15でEMA20がEMA200を上抜ける「ゴールデンクロス」の発生を待つなど、短期的なトレンド転換をしっかりと確認することがリスク管理の観点から重要です。
いずれの戦略を取るにせよ、現在は大きなトレンドの分岐点にいるため、焦ってエントリーするのではなく、方向性が明確になるのを待ってから慎重にポジションを構築することが賢明です。
今日の相場分析を参考にして、ぜひトレードに活かしてください!
Botを最大限活用するための解説記事はこちら!! ↓
ちなみに私の愛用しているおすすめ口座はXM!まだ口座を持っていない人は、よかったら使ってみてください!
関連記事↓
この記事の分析は下記のシグナルBotを下に行っています!
おすすめのXMについて!