EURUSD：H4とM15の総合分析_2025/08/26

1. H4トレンド分析

H4チャートでは、6月末以降の上昇から一転し、7月末にかけて大きく下落。その後はやや反発しているものの、高値・安値ともに切り下げ傾向で、中期的には下降トレンド気味です。
直近では価格がEMA20とEMA200の中間付近に位置しており、方向感に欠けるレンジのような動きも見られます。

2. M15トレンド分析

短期のM15チャートでは、急落後に安値を切り上げながら上昇しており、一時的なゴールデンクロス（EMA20がEMA200を上抜け）が発生。
ただし直近ではやや動きが停滞しており、短期レンジ入りの可能性もあります。

3. EMA20とEMA200の複合判断

- H4ではEMA20とEMA200がほぼ交差しており、方向感の乏しい状態。
- M15ではゴールデンクロスが発生したものの、すぐにEMA20とEMA200が接近しており、だましの可能性もあります。

4. RSIの複合判断

- H4のRSIは50前後で中立的、勢いがない。
- M15のRSIも50〜57付近で小幅なモメンタム。
どちらの時間足も、トレンド方向に強い偏りは見られません。

5. まとめと戦略

現在のEURUSDは、H4では方向感が曖昧なレンジ、M15では一時的な上昇の兆しが見られるものの、やや不安定な局面にあります。

✅ 短期戦略：
・M15のゴールデンクロスを活かした短期的な押し目買いが候補。
・ただし、EMA200付近で失速するようであれば、戻り売りへの切り替えにも注意。

✅ 中期戦略：
・H4の価格がEMA200を上抜けし、RSIが60を超えるような動きがあれば、トレンド転換による買い戦略が視野に入ります。
・逆に、EMA200を上抜けられず反落した場合は、戻り売り戦略が優位になります。

総合的には「方向感に欠けるが短期的に買い目線」、ただし中期の戻り売りに警戒というバランス型の戦略が有効です。