BTCUSD:H4とM15の総合分析_2025/04/30

1. トレンド総合判断

H4チャートでは、BTCUSDは上昇トレンドにあります。価格はEMA20（紫色）とEMA200（水色）を共に上抜けており、強い反発上昇の後、高値圏で横ばいの動きが見られます。
一方、M15チャートでは、急落によって明確な下降トレンドへと転換しています。短期的に突発的な売りが入り、大きく下方向へ動いているのが確認できます。

2. EMA20とEMA200の位置関係

H4ではEMA20がEMA200を上抜けており、いわゆるゴールデンクロスの形で、中期的な上昇の勢いが示唆されています。
しかし、M15ではEMA20がEMA200を下抜けてデッドクロスとなり、短期的には完全にトレンドが反転しています。
このため、時間足によってトレンド方向が異なり、短期は下落、中期は上昇というねじれた状態です。

3. RSIの状況

H4のRSIは約49付近で、中立的な水準にあります。過熱感はなく、次の動き出しをうかがっているような状態です。
M15のRSIは28付近と売られすぎゾーンに突入しており、短期的なリバウンド（反発）が起きる可能性も高いです。

4. 総合まとめとエントリー戦術

総合的に判断すると、BTCUSDは中期（H4）で上昇トレンドを維持しつつ、短期（M15）では急落による強い下降圧力がかかっている状態です。
現在のような短期急落局面では、中期のトレンドに逆らわず、短期での押し目形成を待ってからの買い戦略が有効です。ただし、急落直後のため、無理な逆張りは禁物です。

【戦略イメージ】
・H4の上昇基調を前提に押し目買いを検討
・M15でリバウンドの兆し（RSI反発、EMA20上抜けなど）を確認してからエントリー
・損切りは急落の安値割れ、利確はH4の高値圏ターゲット